一般歯科とは、虫歯治療や歯周病の治療など、通常皆さんが歯科医院に通院した際に受ける治療の大半を一般歯科と考えていただいて良いと思います。
小児歯科、矯正科、口腔外科など新しく専門標榜科が生まれたため、これらと区別する意味で用いられます。

虫歯治療は大きく分けると「つめる治療」と「かぶせる治療」があります。まだ症 状が浅い虫歯であれば「つめる治療」を行います。しかし、歯の神経に達するほど歯が痛み出すと「かぶせる治療」を行います。

ひどくなると神経を除去する場合もございますので、費用も時間もかかってしまいます。

虫歯治療には早期発見、早期治療がとても大切です。定期的な検診を受けて自覚症状がない状態での虫歯の発見をおすすめいたします。

歯周病は歯ぐきだけの病気ではありません。ひどくなると歯を支えている歯槽骨が溶けてなくなってしまい、歯が抜け落ちてしまいます。歯を失う原因ナンバー ワンが歯周病だといわれています。特に40～50歳代では歯周病による歯の喪失が多く60歳代では平均10本の歯を喪失しているというデータが出ています。歯周病は痛みがなく自覚のないうちに進行してしまいます。そうならないためにも毎日の適切なブラッシングと、医師による定期的な歯石の除去が欠かせません。

特に６歳頃になると生えてくる前から６番目の歯は重要です。６歳臼歯と呼ばれ歯が生えてくる途中にも虫歯になりやすい歯です。

７，８歳になると上の前歯が生えてきます。上の前歯の裏には深い溝があります。汚れが溜まりやすく、歯ブラシもしにくい場所なためにシーラントをすることによって効果的に虫歯予防ができます。虫歯になり穴が空いてしまっている歯には、シーラントが出来ません。

生えたばかりの頃は柔らかく形も複雑で虫歯になりやすいので永久歯が生えてから早めの処置をオススメします。

審美歯科とは、歯を白くするホワイトニングだけではなく、歯を美しくそして、丈夫で健康な歯にしてこその歯科治療です。健康な歯肉を得て、適正な噛み合わせ、そして美しい白い歯を取り戻していただきたいと考えた審美歯科治療を心がけています。

私たち歯医者がいくら頑張って治療し、歯科技工士さんが匠の技で被せ物を作っても所詮、人工物に過ぎず、両親から頂いた天然の歯には到底及びもしないものです。

手足をすりむいたら１週間ほどで傷は自然に治りますが、歯は手足みたいに自然治癒しませんので、一度虫歯になれば詰めるか被せるしかないのです。

もし虫歯になったとしても早めに見つけて治療すれば痛みなく治すことが出来ますが、いったん痛みを感じてから歯医者に行くと回数・費用がかかります。

虫歯だけじゃありません、歯周病はもっと厄介ですよ、痛みなく進行しある一線を越えるとガタガタっと歯が動いてきます。
こうなる前にチェックすることが大切です、私たちはお口の中のご自身が気づかれない細部を見つけ出しお知らせいたします。

定期健診での早期発見・予防が一番大切だと考えています。